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厨房機器をリースで手に入れる8つのメリット・デメリット

飲食店を開業するのには必ず揃えなくてはならない厨房機器ですが、その入手方法は主に新品購入・中古品・リースの3つに分けられます。「何よりも初期費用を抑えたい!」という方におすすめのリースですが、リースは仕組みが難しくて分からないという声もよく聞きます。そこで今回はリース契約で厨房機器を入手する際のメリットとデメリットをまとめました。

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1. はじめに

これから新しく飲食店を開業されるという方、すでにリース契約は検討していますか?レンタルとの違いが分かりにくく、契約方法が難しいイメージのあるリース契約ですが、上手く活用して厨房機器を揃えると初期投資を大幅に節約することができます。

リース契約とは必要とする厨房機器をリース会社が代わりに購入して、一定期間貸してくれるという契約です。ここで、レンタルとの違いを見ていきましょう。

1-1 途中解約ができない

しばしばレンタルと勘違いされがちなリースですが、返却さえすればいつでも解約できるレンタル契約とは異なり、リースの場合は契約した厨房機器を契約期間の途中で解約することはできません。やむを得ず解約をする場合は残額の一括払いが必要です。

1-2 所有権はリース会社にある

レンタルの場合はレンタルDVDのように、商品に不備がない限りは同じ商品を違う人が何度も借りることができます。しかし、リースの場合はリース会社が新品を購入してそれを貸し出すため、契約で定められた期間は借り続ける必要があり、ローンで支払っているのに近い状態となります。

また、リース期間が終了したら自分のものになるのかと言えばそうでなく、その機器の所有権はリース会社にあり、再契約もしくは購入することでその後も利用できるのです。

2. メリット

2-1 初期投資を抑えることができる

リースの最大のメリットが初期投資を減らせることです。厨房機器を全て0から買い揃えるとなると多額の資金を用意しなければなりませんが、リースであれば月々の支払いのみで必要な厨房機器を揃えることができます。

2-2 経費として落とすことができる

毎月決められた金額を支払うだけなのでコスト管理をかなり楽にすることができるうえに、全額を経費として落とすことができます。

厨房機器を購入した場合は固定資産と見なされるため固定資産税の納付や保険料の付保など面倒な経理事務処理が発生しますが、リースの場合そういった手続きはリース会社がしてくれます。また法人税も売上からリース料金分を経費として削った分にのみ課税されるため節税にも有効です。

2-3 必要なくなったときの処理費用がかからない

厨房機器は購入費用はもちろん、不要になったあとの解体や処分にも多額の費用が発生します。その分リース契約であれば契約期間が満了すればリース会社が引き取ってくれるためそういった心配がありません。

もし契約期間満了後も継続して使いたい場合は、それまでよりかなり安い価格で「再リース契約」もしくは「買い取り」をすることで継続することができます。もしくは同じ価格で最新のものと取り替えるなんてこともできるため、契約期間の満了まで使うことができれば、その後困ることはないでしょう。

2-4 アフターサービスが受けられる

リースの場合であっても新品購入時と同じアフターサービスを受けることができます。またリース元のメーカーと「保守契約 (メンテナンス契約)」を結ぶことで、定期点検や故障時の修理を無料で行ってもらうことができます。

とはいえ厨房機器の寿命は使用方法や細かい手入れの頻度によって大きく異なります。いくら修理が無料だといっても修理している間はその機器が使えなくなってしまうため、営業に支障がでることになります。たとえリースであっても愛日どれだけ大切に使うかが肝心です。

3. デメリット

3-1 審査に落ちる可能性がある

リース会社はリース先に最後までリース料を支払う能力があるかどうかを審査します。そのためはじめての開業の場合は連帯保証人が求められたり、契約が結べないケースもあります。もし直前でダメになってしまうと開業準備に多大な影響を及ぼすため、早めに申込みを行うようにしましょう。

とはいえ銀行から購入資金の融資を受けるのに比べると、リース契約の方が審査の期間も短く、通りやすいため利用しやすいと言えるかもしれません。

3-2 結果的に購入するより高くなる

リースの場合、新品で購入した場合と支払う総額を比べると高額になります。その差額は初期費用を抑えたり経費として処理できることへの対価として支払っていることになるため、それを高いと思うか安いと思うかはその人次第でしょう。

またリース会社によって金額も異なるため、2社以上から見積りをとって比較するようにしましょう。

3-3 途中解約できない (違約金が発生する)

リースの契約期間は6年間が一般的です。たとえ3年目に閉店することになっても残りの3年分のリース料金を支払わなければなりません。絶対に6年以上お店を継続できるという自信があれば問題ないですが、解約時の項目については契約前によく確認しておくようにしましょう。

3-4 所有権はリース会社にある

リースしている厨房機器の所有権はリース会社にあるため、勝手に廃棄したり譲渡したりすることはできません。そのため、もし居抜きでの売却を考えている場合は契約を次のオーナーへ継承することもありますが、どちらにしろリース会社の意向に従う必要があります。

また、リースしている厨房機器の継続使用を希望するときは、1年ごとの再リース契約もしくは買い取ることで使用を継続することできます。リース会社も型落ちの厨房機器を回収してもしょうがないため、一般的に再リースの契約料はそれまでの1/10など非常に安く貸しなるケースがほとんどです。

4. おわりに

中古、新品、リース、結局どれがいいのでしょうか。

厨房機器のリース契約は初期投資の削減や固定資産税の削減といった費用の削減が非常に魅力的な一方で、新品で購入するよりは高くなってしまうこと、また途中解約はできないなどの欠点もあります。

はじめて開業するのであれば多少面倒くさくても、新品、中古、リースの全てで見積りをとってみましょう。厨房機器は非常に高い買い物なので、そこで品質・価格を検討し、自分の使い勝手とお財布事情を考慮したうえで、購入方法を決めるのが賢明です。

設備・備品

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